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デイケアとデイサービスはここが違う

「デイケア」と「デイサービス」という2つのサービスは、介護保険サービスの中でも同じ「通い」のサービスに属しますが、大きな違いは医師の管理下のもと、リハビリテーションが行われるかどうかという違いがあります。デイケアでもデイサービスでも「送迎・排せつ・食事・お風呂・レクリエーション」は同じように提供されますが、リハビリテーションに関しては大きな違いがあるのです。具体的に説明すると、デイケアは医師を配置して、医師の指導をもとにリハビリテーションの専門職である理学療法士や作業療法士といった「セラピスト」と呼ばれる職種が、身体機能の維持・改善を主目的に利用者様に個別的に・集団的に施術をします。

一方、デイサービスには柔道整復師や理学療法士が常駐する事業所も数多くみられます。しかし、医師は常駐していません。デイサービスには医師を常駐させる義務がないのです。医師の配置に関しては法律に定められており、この部分が一番の大きな違いといえます。しかし、デイサービスもリハビリテーションを売りとしている事業所があり、見た目ではどちらがデイケア・デイサービスか判断が難しい場合もありますので、混同しないように注意が必要です。

また、デイケアは「通所リハビリテーション」、デイサービスは「通所介護」の呼び名です。このように日本語にして見直すと、リハビリテーションに特化したサービスか、或いは、介護に特化したサービスか、という違いが明確に見えますね。医学的な管理下のもとで行うリハビリテーションはデイケアでしか提供出来ないのです。